壺中夢の47人のおんなたち

輝ける
47人のおんなたち

山口県金子みすず(1903〜1930)山口県長門市出身 童謡詩人

500編に余る詩を残して26年の短い生涯を自ら絶ってしまった金子みすずの言葉はいつも命をみつめていました。

「大漁」
朝やけ小やけだ 大漁だ
大ばいわしの 大漁だ
浜はまつりの ようだけど
海のなかでは 何万の
いわしのとむらい するだろう

「私と小鳥と鈴と」
私が両手をひろげても
お空はちっとも飛べないが
飛べる小鳥は私のように
地面(じべた)を早く走れない
私がからだをゆすっても
きれいな音は出ないけど
あの鳴る鈴は私のように
たくさんなうたは知らないよ
鈴と小鳥とそれから私
みんなちがってみんないい

その他代表作:「星とたんぽぽ」、「こだまでしょうか」、「つもった雪」、「もくせい」、他

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