壺中夢の47人のおんなたち

輝ける
47人のおんなたち

東京都津田梅子(1864~1929)東京都新宿区南町出身 教育者

勲六等宝冠章受賞、勲五等瑞宝章受賞

津田梅子は日本女性の地位向上と教育のために献身、貢献した女子教育の先駆者です。
政府企画の留学制度で6才~16才まで渡米したことから彼女の人生の方向が決定されていきました。その間、ラテン語、フランス語、ドイツ語、英文学、芸術や自然科学や心理学なども学んで帰国します。一方文明開化後の日本では女性の地位は下落して結婚して家庭に入ることが女性の務めという価値観の相違に苦しみ、その上自ら向上しようとしない日本女性に落胆し女子教育の必要性を痛感します。ヘレンケラーやナイチンゲールに出会ってきた梅子にとっては結婚だけではなく多様な人生の選択技があると確信し、明治女学院などで英語教師をしながら明治33年「女子英学塾」(現在の津田塾大学)を開校します。当時の学校の通例であった花嫁修行や行儀作法などの教えと異なる進歩的で自由なレベルの高い授業は評判となり意識の高い女性たちが育っていきました。彼女たちの留学経験と活躍により明治政府の国際的地位にも貢献しています。

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